皆様、はじめまして。「藤う那」の近藤でございます。
「博多」は古くは「那之津」と呼ばれ、「博多」の語源にもあるといわれる港・潟という地勢から、今も尚、人の行き来が盛んです。良質な食材が集い、美味しい料理がたくさん生まれてきました。全国屈指の「うまかもん」満載の街です。
この歴史ある街「博多」で、確かな技に満足できる“うなぎ料理”を作りたい──この強い思いで、信州・諏訪湖を源とする天竜川沿いの、江戸時代より続くうなぎの町「岡谷市」で修行を積み、「博多」へ戻って参りました。
私は、福岡の魚屋の三代目として生まれ、全国の魚を食べ歩き、料理人を志し腕を磨いてまいりました。私が“うなぎ料理”の世界に入ったきっかけは、幼い頃、魚屋を営む両親に手を引かれて行った、うなぎ料理店の想い出にあります。お店に近づくと、うなぎを焼く独特の香ばしさに引き寄せられ、心の底からわくわくしたものです。少し長い待ち時間を家族と語らい過ごした風景は、今でも私の心に強く残っています。
皆さまに喜んでいただける“うなぎ料理”であることはもちろん、私自身が経験したような、幸福な時間を提供できるお店になるべく、精進して参ります。博多にいらっしゃる際は、ぜひ一度、博多うなぎ屋「藤う那」へお立ち寄りくださいませ。